★★ CQ30-1執刀医の学年によって手術成績に差はあるのか?

Answer
初期研修医とそれ以降の学年の外科医の間には手術成績に差がある(エビデンスレベルⅢ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」82頁より

★★ CQ30-2 腹腔鏡下ヘルニア修復術のlearning curveはどのくらいか?

Answer
TEPにおいて50~100例、TAPPでは50例以上である(エビデンスレベルⅣ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」82頁より

★★ CQ31成人鼠径ヘルニアに対する医療費はどのくらいか?

Answer
直接的医療コストだけを比較すると鼠径部切開法を局所麻酔で行う日帰り手術が最も安価となるが、社会的医療経済的側面も考慮すると腹腔鏡下ヘルニア修復術も医療コストは削除される可能性がある(エビデンスレベルⅠ~Ⅴ)。※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」84頁より

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★ CQ3治療前診断は身体所見のみで良いか?

Answer
典型的な膨隆を伴うものには身体所見のみでよい。疑わしいもの、非定型的なもの、治療においてより正確な診断を必要とする場合などでは他の診断方法を加える(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」23頁より

★ CQ5鼠径部ヘルニアはどの分類を用いるべきか?

Answer
日本ヘルニア学会鼠径部ヘルニア分類2009年改訂版を用いることが推奨される(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」26頁より

★ CQ6 成人鼠径部ヘルニア発生の危険因子と予防方法には何があるか?

Answer
高齢、るいそう、経後恥骨的前立腺摘出術の既往などがヘルニア発生の危険因子である。明確な予防法はない(エビデンスレベルⅢ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」29頁より

★ CQ9 成人鼠径部ヘルニアに対して組織縫合法は推奨できるか?

Answer
成人鼠径部ヘルニアに対して、原則的には組織縫合法は推奨できない(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」35頁より

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★ CQ13 成人鼠径部ヘルニア修復術に対し形状記憶リングメッシュを用いた鼠径部切開前方到達法による腹膜前修復法は推奨できるか?

Answer
推奨できる(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」42頁より

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★ CQ14 成人鼠径部ヘルニアに対してKugel法は推奨できるか?

Answer
Kugel法は成人鼠径部ヘルニアに対して推奨できる術式である(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」43頁より

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★ CQ15-2 腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して再発率は同等か?

Answer
腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して再発率は同等もしくは低いが、鼠径部切開メッシュ法と比較すると同等である(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」45頁より

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★ CQ17 成人鼠径部ヘルニアに対し推奨されるメッシュの材質は?

Answer
light weight mesh使用により、術後に違和感をきたすリスクが低下するが、再発率および重篤な慢性疼痛の発生頻度は変わらない。成人鼠径部ヘルニアの初回手術ではlight weight meshの使用が推奨される(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」20頁より

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★ CQ18 成人鼠径部ヘルニア修復術に対して推奨される麻酔法は何か?

Answer
術後合併症(尿閉)の回避および術後鎮痛や早期回復などの短期的視点に限ると、局所麻酔が全身麻酔や脊髄くも膜下麻酔より推奨される(推奨グレードB)が、晩期合併症に関する長期的視点では各麻酔法に差はない(エビデンスレベルⅡ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」54頁より

★ CQ18-1 麻酔後合併症抑制においては有用な麻酔法は何か?

Answer
麻酔法別(局所麻酔、脊髄くも膜下麻酔、全身麻酔)の比較においては早期合併症(尿閉)の予防に関しては局所麻酔が優れるが、晩期合併症は差がない(エビデンスレベルⅡ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」54頁より

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★ CQ18-2 術後除痛効果において有用な麻酔法は何か?

Answer
術後早期回復、鎮痛持続時間の長さから硬膜外麻酔は全身麻酔に比較し有用である(推奨グレードB)。
局所麻酔は手術室滞在時間の短縮が可能で、術後の鎮痛持続時間が長く、患者満足度にも優れる(エビデンスレベルⅡ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」55頁より

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★ CQ18-3 麻酔への付随処置として有用なものはあるか?

Answer
脊髄傍神経ブロック(Paravertebral somatic nerve block)と腸骨鼠径・腸骨下腹神経ブロック(ilioinguinal-iliohypogastric nerve block)は同等の除痛効果が認められる(推奨グレードC1)。
腸骨下腹神経と腸骨鼠径神経に対する冷凍無痛処置は術後慢性疼痛を改善しない(エビデンスレベルⅡ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」55頁より

★ CQ19 成人鼠径ヘルニア術後に必要な生活指導は何か?

Answer
tension-free法の手術を施行している限り、日常生活への復帰は手術翌日から可能である。スポーツ活動には数週から数ヶ月で完全復帰できるとい報告があるが、明確なエビデンスはない(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」56頁より

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★ CQ20 慢性疼痛の定義は?

Answer
鼠径ヘルニア術後の慢性疼痛の定義は6ヶ月以上持続する疼痛とする(推奨グレードA)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」58頁より

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★ CQ20-1 術後慢性疼痛の危険因子は?

Answer
術後慢性疼痛の危険因子として、若年者、術前から存在する疼痛、ステイプルによるメッシュの固定などが挙げられる。腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は鼠径部切開法(メッシュを用いたtension-free repairを含む)に比べ、術後慢性疼痛のリスクを軽減させる(推奨グレードA)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」58頁より

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★ CQ20-2 術後慢性疼痛の予防対策は?

Answer
術後慢性疼痛の予防対策は、鼠径ヘルニア術野での腸骨鼠径神経、腸骨下腹神経および陰部大腿神経の同定である(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」60頁より

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★ CQ20-3 術後慢性疼痛の治療法は?

Answer
他科との集学的アプローチが有効である。また、術後1年以上経過し、かつ内科的治療が奏効しない場合、外科的手術を考慮する(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」61頁より

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