Answer
他科との集学的アプローチが有効である。また、術後1年以上経過し、かつ内科的治療が奏効しない場合、外科的手術を考慮する(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」61頁より
解説
術後慢性疼痛の治療に関するエビデンスレベルの高い報告はほとんど存在しない。
術後慢性疼痛の治療として、まずペインクリニックを中心とした内科的保存療法を試みる。
術後1年以上経過し、かつ内科的治療が奏効しない場合、巻き込まれた神経の切除、メッシュ関連痛に対するメッシュの除去、腹腔鏡下ヘルニア手術のステイプルや縫合糸の除去など、慢性疼痛の特異的な原因に対する外科的治療が有用な可能性がある。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」61頁より
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