★★★ CQ1 すべての成人鼠径ヘルニアは手術が推奨されるか?

Answer
嵌頓症例あるいは嵌頓移行の危険が高い症例は全例手術が推奨される。嵌頓の危険が少なく*¹、症状の軽い症例では十分な説明のうえでの経過観察も許容される(推奨グレードA)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」20頁より
(ただし、*は筆者)

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★★★ CQ2 すべての成人大腿ヘルニアは手術が推奨されるか?

Answer
すべての成人大腿ヘルニアは手術が推奨される(推奨グレードA)
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」22頁より

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★★★ CQ4 鼠径部ヘルニアと鑑別が必要な疾患は?

Answer
鼠径部膨隆、腫脹に関しての鑑別を要する疾患は

  • 1)鼠径部リンパ節腫脹
  • 2)動脈瘤
  • 3)静脈瘤(精索静脈瘤、円靭帯静脈瘤)
  • 4)軟部腫瘍
  • 5)膿瘍
  • 6)精系奇形(異所性清掃など)
  • 7)子宮内膜症
  • 8)Nuck菅水腫、精索水腫

典型的な膨隆を伴わない疼痛や不快感について

  • 1)恥骨結合炎
  • 2)子宮内膜症
  • 3)内転筋付着部炎

(推奨グレードC1)

※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」25頁より

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★★★ Q6-2 成人鼠径部ヘルニアを予防する方法はあるか?

Answer
確実な予防法はないが、適度な運動と禁煙が発生率低下に有用とされている(推奨グレードC1)
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」30頁より

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★★★ CQ7 成人鼠径部ヘルニアに対して推奨される手術の原則は?

Answer
再発率が低く、合併症の発生が少ない術式を、タイミングよく、効率的に提供することが推奨される(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」32頁より

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★★★ CQ8 成人鼠径部ヘルニアに対して手術成績に相違はあるか?

Answer
メッシュ法(腹腔鏡手術を除く)の手術成績には術式間で大きな差はなく、習熟した術式を行うことが勧められる (推奨グレードC1)
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」33頁より

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★★★ CQ10 成人鼠径部ヘルニアに対してLichtenstein法は推奨できるか?

Answer
成人鼠径ヘルニアに対してLichtenstein方は推奨できる(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」36頁より

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★★★ CQ11 成人鼠径ヘルニアに対してPlug法は推奨できるか?

Answer
Plug法は性別にかかわらず初発鼠径部ヘルニアにおいて推奨できる術式である(推奨グレードB)。
再発鼠径部ヘルニアにおけるPlug法は、推奨に足る十分なエビデンスは現時点ではなく、再発形態により適切な術式を選択すべきである(推奨グレードC2)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」38頁より

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★★★ CQ15 鼠径部ヘルニアに対して腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は推奨できるか?

Answer
手技に十分習熟した外科医が実施する場合には、鼠径部ヘルニアに対して腹腔鏡下ヘルニア修復術は推奨できる(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」44頁より

★★★ CQ15-1 腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して早期回復が望めるか?

Answer
腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開組織縫合法やメッシュ法と比較して、手術時間が長いものの、術後疼痛、神経疼痛、慢性疼痛は軽度で回復が早い(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」44頁より

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★★★ CQ15-3 腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して合併症は同等か?

Answer
腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較すると周術期合併症は同等または増加する可能性があるが、術後合併症は減少する(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」46頁より

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★★★ Q15-4 腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して両側ヘルニアに適しているか?

Answer
腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して早期社会復帰を目指す両側ヘルニアの症状に適している。
両側ヘルニアに対する腹腔鏡下ヘルニア修復術は再手術が高いという報告もあり、手技に習熟した外科医が行うべきである(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」47頁より

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★★★ Q15-5 腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較して医療コストは同等か?

Answer
腹腔鏡下ヘルニア修復術は鼠径部切開法と比較すると医療コストは高い。
腹腔鏡下ヘルニア修復術における術後疼痛の軽減、早期回復、早期社会復帰による社会的医療経済的側面からは優れているとする報告もある(推奨グレードB)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」48頁より

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