院長ブログ

『スパイス史のまとめ』 その7

4 かぐわしき東南アジア
 
黄金のマレー半島
・ギリシャやローマの文献に登場する「クリューセー」=「黄金の国」は、現在インドネシアと呼ばれている幅の広い半島(ミャンマー南部からタイ、ラオス、カンボジア、ベトナム)と、その南に突き出た幅の狭いマレー半島に相当する
・米が最初に栽培されたのは東南アジアともいわれ、各種のスパイスが豊富で、金、銀、宝石類などの鉱物資源にも恵まれていた
・中国南部とインド洋の間を往復する船は、通常マラッカ海峡と、現在はシンガポールとなっているマレー半島南端を通っている

マラッカ海峡の重要性
・中国とインド洋が結ぶ貿易ルートがそこを通っていることに加え、マレー群島から運ばれてくるすべてのスパイスが、ヨーロッパから来る貿易船の主要航路に合流する地点である
・それから四世紀半の間、マレー半島の歴史はある意味で、「スパイスの宝庫」に至る航路の要所をめぐるヨーロッパ諸国の競争の歴史
・1614年 オランダがマラッカを占領 オランダはマレー群島のほぼ全域を支配下に治め、クローブとナツメグの貿易を独占 →ポルトガル人はモルッカ諸島とジャワ島から追い出される
・1786年 マラッカの北にあるジョージタウン(ペナン島)がマレー半島における最初のイギリス領となる
・50年後、イギリスはペナン島に加えてマラッカとシンガポール港の3カ所を「海峡植民地」として支配下に治めていた
・ペナンとマラッカは今でもマレーシアの二つの海港として、その地域で需要ない地位を占めている
・シンガポールはさらに輝かしい未来が約束されていた 「インドと中国のちょうど中ほどにあるシンガポールは、極東へむかう貿易ルートにおける最も重要な停泊地となっている」

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