この度、これまで自分が学んできたことの全てを注ぎ込んだ外科クリニックを、品川区西五反田、不動前駅近くにて開業しました。
私は昭和大学医学部を平成5年に卒業しました。学生時代は専ら中学生で始めたラグビーが本業で、青春時代をを謳歌し、現在に至る親友を得ることができました。
卒業後は母校の外科学教室に入局。
当時、米国で日本人外科医が肝移植を手がけている話題に触れ、憧れを抱き、肝臓外科の臨床および基礎的な研究にも携わってきました。また、昭和大学消化器・一般外科(現 食道外科)村上教授に低侵襲である腹腔鏡下手術の指導を受けて参りました。そのお陰もあり、腹腔鏡下胆嚢摘出術において内視鏡外科技術認定医の資格を取得することができました。当時の外科医は現在のように細分化されておらず、術後の化学療法や癌性疼痛に対する緩和ケアを他科(腫瘍内科や緩和ケア科など)に頼らず実施していたため、広い分野での学問を学ぶ事が出来た、良い時代であったと実感する今日この頃です。
臨床医学は、1例1例の患者を大事に最善を尽くす事が重要です。多くの症例報告を読み漁った事で、知識を拡げる事が出来ました。
その後 外科学会や消化器外科学会の専門医・指導医資格を取得してからは外科部長として小手術から大手術まで執刀・指導助手として研鑽を続けて参りました。当時はまだ腹腔鏡下手術がどこの施設でも実施されているわけではなく、その導入には多少なり障害はありましたが患者にとって良いことをする(正しいことをする)信念で、山梨や都内の病院で腹腔鏡手術を中心に実践して参りました。その経験を生かしての開業です。

そけいヘルニア日帰り手術