院長ブログ

成人鼠径部ヘルニア修復術教育におけるポイントは何か?(CQ30)

Answer

初期研修医(卒後1、2年目)とそれ以降の学年の外科医では鼠径部切開法によるメッシュ法

における手術成績に差が見られる(エビデンスレベルⅢ)。腹腔鏡下ヘルニア修復術における

learning curveはTEPで50~100例(エビデンスレベルⅣb)、TAPPでは50例以上(エビ

デンスレベルⅢ)であり、模擬実験に基づく教育は有用である(エビデンスレベルⅡ)。また、

Global operative assessment of laparoscopic skills-groin hernia(GOALS-GH)は有用である

(エビデンスレベルⅢ)。(推奨グレードB)

【総合外科医の眼】

 ここで、50~100例を経験したら、手術が独力でできるようになるか否か?  ということを検討する必要があります。実は、消化器外科手術は一般的に 術者と助手一緒に実施するものです。助手が『指導的前立ち』として、術者の手術を誘導することも多いのです。10年間、大学にて腹腔鏡下ヘルニア手術を指導してきた筆者の経験からは、50例経験してから『内視鏡外科技術認定医』の資格を習得するまでが本当の修練だと考えます。

 『内視鏡外科技術認定医』とは、胃癌領域、大腸癌領域などの合格者と同様の腹腔鏡下手術の技術力が問われる。すべての面で、「指導者として模範となるべき手術が最初から最後まで遂行されているか」を審査して得れる資格です。

 『日帰り手術』では術後経過を自宅で観察する必要があり、より精度が高い手術が望まれます。ALOHA外科クリニックの術者は全て『技術認定医』であり、その資格習得のため、大学での後輩指導を継続してきたことの『証』なのです。

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